「Webマーケティングの仕事に興味あるんだけど、転職はおすすめ?」
「Webマーケの仕事で後悔する人もいるみたいだけど、経験者の話を聞きたい!」
こんなお悩みを解決していきます。
本記事の内容
・Webマーケの仕事の現実とは
この記事では、実際にWebマーケの仕事を経験した事がある私が、この仕事の実態について解説していきます。
Webマーケに興味があるけど、転職して後悔したくない方や、イマイチ次の一歩を踏み出せず躊躇してしまっている方に参考になるでしょう。
この仕事の良い部分、悪い部分を客観的な視点で捉えていますので、最後まで読んでもらえればと思います。
この記事の執筆者:Taka
中央大学卒業後、商社で7年勤務した後、教育事業の会社でWebマーケティング担当として、オウンドメディアの運営をする。
自分自身でもこのブログサイトを運営し、転職関連の情報発信に特化する。
過去に大学編入や、NYなどで留学経験もあり、苦難を乗り越え現在に至る。SEO検定1〜4級保有、Webライティング能力検定2級、TOEIC795点。
全日本SEO協会 認定SEOコンサルタント
Webマーケティングの仕事とは
Webマーケティングの仕事はWeb集客を通して、企業の売上を増やすことを目的とします。
Webマーケティングの仕事は範囲が広く、多岐に渡りますが、主に下記のような仕事があります。
- 企業のWebサイトで、SEOの集客
- SNSの媒体で、マーケティング
- リスティング広告、DSP広告などでWebの広告運用
私がやっていた、一番上の企業のWebサイトでのSEO集客は、ユーザーに価値ある記事を制作しGoogleの検索エンジンで上位に表示し、集客をするマーケティングを指します。
SEO集客の最大の強みは、広告費用を掛けずに集客できる所です。
自分の知識や、経験を基に記事を書いたり、入念に情報収集し要点を整理しながら、ユーザーに刺さるような記事を書いていきます。
コンテンツSEOとも呼ばれ、ライターやマーケターが生み出したコンテンツで集客をしていく手法といえます。
多くの未経験者が、Webマーケティングの会社に転職した際に、最初に経験することになるのがこのSEO集客と言えます。
Webマーケティングは、後悔する人が後を経たない理由
ここからは、Webマーケティングの仕事に無事に就職したのは良いものの、後悔する人がいる理由について解説していきます。
残業が多い
Webマーケティング会社は基本、残業が多いと考えておきましょう。
残業が多い理由としては、Webマーケの仕事は個人の業務やスキルに依存するからです。
例えば、優良な商社やメーカーなどは業務のシステム化がされており、個人が一度にやる仕事もある程度仕組み化できる為、業務量は多くない傾向にあります。
しかしながら、Webマーケティングの仕事では、仕事のほとんどが担当者に依存される為、自分で手を動かさなければ業務が回っていきません。
1日8時間労働だとすれば、そのほとんどの時間で手を動かしているので、仕事の負荷が掛かっているイメージです。
またWebマーケでは、多くのタスクが一人に課される傾向にあり、業務量が多いので時間内に終わらず休日返上する事も珍しくありません。
ワークライフバランスをこの仕事に期待して、転職すると後悔する事になります。
経験やスキルを積まないと給料が低いまま
Webマーケティングの仕事では、個人のスキルや能力にパフォーマンスが依存するので、もしスキルの無い状態だと給料も必然的に低くなります。
従って未経験の人がこの職種に転職すると、最初の1〜3年くらいは恐らくそこまで高い年収は期待できないです。
また単純に毎日仕事をただこなしているだけでも、多くの知識は付いていきません。
ポイント
マーケティングは自分から、積極的に新しい事を学んでいかないと、移り変わりの激しい業界の中でキャッチアップするのは難しいと言えます。
従って、隙間時間や休日に自ら学ぶ意思が無い方が、Webマーケの仕事に転職すると後悔する事になるでしょう。
かなり地味な作業も多く、イメージとのギャップがある
Webマーケティング、デジタルマーケティング、広告運用と言われると、華やかな業界イメージを持っている方も多いと思います。
しかし、この業界は多くの人のイメージと異なり、かなり地味な作業を淡々と続ける必要があります。
参考
例えば、Webサイトのアクセスを解析する為に、ユーザーがどのページで何秒間滞在し、その後どんなアクションを取っていたかを分析する必要があります。
項目ごとのデータを一つずつ分析し、Webページの改善を何度も行います。
エクセルやGoogleアナリティクスといったツールを使いながら、分析していく為、統計を扱ったりする地味な作業が苦手な方は、この仕事が難しいかもしれません。
意識的に自己学習が求められる
Webマーケティングで、後悔する人が一定数いる理由に、自己研鑽が求められることが挙げられます。
Webマーケティングは業務の中で全ての知識を習得するのは不可能で、自分から意識的に書籍やネット、セミナーなどで学んでいく必要があります。
SEOや広告運用で必要になる知識はとても幅広く、覚える事で溢れています。
注意ポイント
私自身も、平日の仕事終わりや、休日を使って意識的にWebマーケティングに関する事を勉強しておりました。
こういった業務時間外での学習が苦手な方で、後悔する人も珍しくありません。
周りのレベルが高い
Webマーケティングの仕事をしていると感じる印象として、周りのレベルが高いという事があります。
なので強力なライバルたちに付いていけない人は、入社した後に後悔するかもしれません。
★
Webマーケの職種にレベルの高い人が集まる理由としては、そもそもWebマーケの仕事は能力の高い人しか生き残れないからです。
Webビジネスのトレンドは常に変化し続け、Webのコンテンツや集客、広告運用などは多くの知識やスキル、ロジックの強さなども必要です。
数字を元にして、論理的に課題解決できる優秀な人でないと、Webのマーケティングは攻略が難しいと言えるのです。
多くの情報から、有益なものだけをピックアップできる判断力や、本質を見抜く力など高学歴の人が得意とする事柄が多く、ITのリテラシーの高さは必須でしょう。
強力なライバルたちの中でも、自分なら勝っていける、日々自己投資を続けて結果を出すことができる人でないと、マーケ職は後悔してしまうかもしれません。
Webマーケティングはやめるべきか、やるべきか
ここからは、Webマーケティングの仕事に挑戦するべきか、それとも留まった方が良いのか解説していきます。
転職するべきかの一歩が踏み出せない方にも、役に立つ内容となっています。
市場が伸びており、自分のスキル以上に稼げる可能性有
Webマーケティングの職種に転職するメリットとして、市場が急成長している業界でキャリアを積むことはWebマーケに挑戦する価値があると言えます。
なぜなら、成長産業に身を置くことで、自分の能力以上に給与が稼げる可能性があるからです。
今ではWebマーケティングの業界以外にも、あらゆる事業会社がWebの集客に力を入れています。
どこの会社もWebサイト上でのビジネスや、ネット広告の運用はマストな時代になってきました。
ポイント
そのような環境下の中であなたにWebマーケのスキル、ノウハウがあると、そういった人材を確保する為に普通の年収以上の給与が出る事があります。
またWeb集客で成功している企業の中で働く事ができれば、会社はそれほど努力しなくても、利益が出ている為、自分の能力以上の給料がもらえる可能性が出てくるのです。
属人的な仕事の為、経験値とスキルは個人の資産となる
Webマーケティングは個人のスキル、専門性に強く依存します。
従って、担当者の知識があれば、より成功率の高い施策が行え、数字に強ければ問題や課題点を見つけ、解決できるのです。
Webマーケの仕事で培った経験値、スキルは自分個人の中にストックされていきます。
これが他の職業とは明確に違う要素ということも言えるでしょう。
私は、商社の営業を7年ほど経験しておりますが、そこで培ったセールススキルを専門能力として、転職で評価されたことはありません。
しかし、Webマーケであれば、SEO対策やコンテンツマーケティング、広告運用、アクセス解析はどこの会社でもやる事は同じなので、転職では評価されます。
個人のスキル、専門能力としてWebマーケの経験値を積むことは、今後のキャリアにおいても非常に有利になる事が言えます。
副業で稼ぐことができ、年収を飛躍的に増大できる
Webマーケの会社に勤める方で、個人で副業している方は多いです。
会社で結果を出せる人は、個人の副業でも成果が出る事が多く、本業で年収400〜500万稼ぎ、副業で年収300〜400万稼ぐなど結構普通にいます。
副業で稼いでいる典型例としては、ブログやアフィリエイトなどで、主にSEO集客で稼いでいる人が多いと言えるでしょう。
しかも副業などの収入では、会社員と違い天井が無いため、中には月収で300〜500万といった金額を稼いでいる方もいます。
これほどの金額を稼げるようになれば、独立することもできますので、真の意味で経済的な自由が手に入るとも言えます。
働く場所が自由で、時間にも縛られない
Webマーケティングの仕事は、フルリモートの勤務体系を取っている会社も多く、これはかなり自由な働き方が実現できると言えるでしょう。
ポイント
会社に出社する必要が無いと言うことは、苦手な上司に顔を合わせる必要もありませんし、勤務開始のギリギリまで寝ている事も可能です。
これらは、従来の仕事という概念そのものを大きく変化させているようにも思えます。
なぜなら、日本のサラリーマンとは会社に出社し、周りの社員と顔を合わせ、雑談をし仕事終わりには飲みに行くといった事が慣習でした。
しかし、フルリモートでのWebマーケ職は人の人生に、大きく影響を与えていると言えるでしょう。
Webマーケ職で後悔しない為に
ここからは、Webマーケティングの仕事に転職するにあたって、後悔しない為にはどんな事に気を付けていくべきかを解説します。
ここで挙げるポイントをしっかりと抑えておくことで、Webマーケティングの仕事に就いたとしても後悔をしなくて済むようになります。
Webマーケティングの仕事を深く理解する
Webマーケティングの仕事で後悔しない為にも、まずはWebマーケターがどんな事をやっているか知ることが必要です。
なぜなら、仕事内容を事前に深く理解する事で、自分が働くイメージの解像度が上がり、入社後もギャップを感じなくて済むようになるからです。
下記にマーケターの簡単な業務内容を挙げておきます。
- 企業のWebメディアを運営し、読者に刺さる有益な記事を制作する
- TwitterやInstagramなどのSNSを用いて、より多くの人に情報発信をする
- 広告予算をクライアントから預かり、リスティング広告、広告運用を行う
- Webサイトの集客改善や、データ解析、アクセス増加の施策を行う
上記はWebマーケターの仕事の一例ですが、どれも基本的に地味な仕事も多いので自分でも続けられそうかチェックしておきましょう。
私自身は、2019年頃からブログを立ち上げて、何度も挫折しましたが、自分の目標実現のために今日まで継続する事ができました。
企業の表と裏の部分を洞察する
Webマーケティングの職種に転職するに当たって、会社の表と裏の部分を深く洞察する事は重要と言えるでしょう。
基本Webマーケティング会社は、文章やプロモーションのプロ集団なんで、何かを誇張することは得意です。
こう言うと、悪いイメージを持たれてしまうかもしれませんが、物事を実際より大きく見せる事が得意だとビジネスでは有利になると言えます。
なぜなら、実際にはそこまで大した事無くても、見栄えや響きが良く人の心を動かす事ができさえすれば、ユーザーに購買行動を取ってもらえるからです。
注意ポイント
もしマーケティング未経験の方であれば、プロのWebマーケ担当者と話す時は要注意です。
なぜなら、会社のブラックな部分を隠し、転職志望者が入社したいと思わせるようなセールストークをしてくる可能性もあるからです。
後悔しない為にも、ネットなどで志望する会社の口コミや評判は念入りに調べておき、入社後のミスマッチを最大限減らす努力をしましょう。
最初は稼ぎを諦める
Webマーケティングの仕事に異業種から転職するのであれば、最初は一旦稼ぎを諦めましょう。転職後の後悔する気持ちを軽減する為にも必要な事です。
と言うのも、Webマーケティングの世界では経験者が圧倒的に強者です。
Webライティングをやるにしても、SEO対策を行うにしても、広告運用、サイトのアクセス解析に至るまでやはり知見と経験がものを言います。
なので、専門スキルが無い場合は、最初は高い年収は見込めません。
ポイント
ただWebマーケは、ベテランの人が必ずしも勝てる業界でも無く、入社して1〜2年のルーキーが頭角を表す場合があります。
この仕事は個人の適性の部分も強く出ると言えるので、短い期間の間に圧倒的な売上を叩き出す人がいるケースもあるのです。
Webマーケティングに向いている人【後悔をしない為】
ここからはWebマーケの仕事に向いている人を解説していきたいと思います。
自分がこれから挙げるポイントに適合するかどうか知ることは、非常に重要と言えます。
勉強好きなタイプ
まずはこの、勉強好きであるという事はとても重要です。
なぜなら、Webマーケティングの世界はとても学ぶ事が多く、そもそも日頃から学習する習慣の無い人にはかなり厳しい世界であると言えるからです。
私は元々、商社の営業をやっていましたが、Webマーケの仕事を始めてからは控えめに言っても、10倍以上の勉強を強いられるようになりました。
これが向いている方であれば良いのですが、社会人になってから勉強を継続するのは並大抵の事ではありません。
平日の仕事終わりや、休日は余暇の時間をマーケティングの勉強に費やさなければなりません。
これが耐えられる人であれば、Webマーケティングは向いていると言えるでしょう。
論理的思考ができる
これも、Webマーケティングの仕事をやるにあたってとても重要です。
なぜなら、論理的思考ができないと、何となくのイメージでマーケティングを行うようになってしまい、行き当たりばったりの仕事しかできないからです。
Webマーケティングでは、数字や統計データ、ツールを使い、こういった過去の事例や数字結果が出たので、今回の施策ではこういった仮説を立てる。
という流れがよくあります。
参考
従って、なぜこのゴール設定で、このようなターゲットに、今回のPRポイントやキーワードが刺さるのかという事を筋道を立て、説明できなければなりません。
これには、高い論理的思考力が必要となるのです。
地味な作業でも耐えられる
これも重要な事なので覚えておきましょう。
Webマーケティングは、ひたすら地味な作業の繰り返しです。
Webサイトの記事を書いたり、運用型広告の施策、検証、改善の繰り返しをしたり、メールマガジンで既存顧客のフォローを行ったりと派手さはありません。
マーケティングという響きから、何やら派手でカッコいい事を仕事で行えると思っていたら、実際やってみるとギャップがあると思います。
私自身も、Webマーケティング担当として企業のWebサイトの記事を書いていましたが、1日中文章を書き続けるのはよほど好きで無い限りは難しいと思います。
Webマーケティングの仕事では常に頭を働かせて、1日中考え続ける事が必要です。
とにかく頭を使う仕事をやりたい人には向いていると言えるでしょう。
Webマーケティングに向いていない人【このタイプは要注意】
ここからは、Webマーケティングの仕事に向いていないタイプの人を解説します。
下記に挙げるポイントに該当する方は要注意です。
地道な作業が苦手な方
先ほど述べたように、Webマーケティングの仕事はとても地味です。
コツコツと長時間、パソコンに向かって地道な作業を行う事が苦手な人には、かなりキツいと言えます。
自分の行った施策からどんな結果が生まれたのか、改善するにはどこを修正すべきか、改善後どのくらい数字が良くなったか、など地味な作業を淡々とこなす能力が不可欠です。
主体的に動けない
Webマーケティングの世界では、主体的に動けない人は活躍できません。
誰かの指示がないと動けなかったり、マニュアル通りの仕事しかできないタイプだとすぐに挫折すると思います。
自分でコンテンツの企画を行い、創造力を働かせて新しいニーズを取り込む、新規の見込み客を獲得するには、個人のクリエイティビティが必要です。
例えば、初めてiPhoneが世の中に登場した時に、iPhoneの形状がこれまでのガラケーと同じで、機能も大してガラケーと違わなかったら、ここまでのヒットは無かったでしょう。
これまでに無い、新しい商品、サービスで圧倒的に人々の生活の質を改善できるがゆえに、新たなビジネスに需要が生まれるのです。
Webマーケティングもこれと一緒で、全く新しい施策やコンテンツが人々の目に留まり、そこから多くのファンが生まれます。
「世の中に必要とされているものは何なのか?」、「 どんな企画であれば、多くの人が惹きつけられるのか?」
マーケティングには先を読む力も必要なのです。
数字が苦手
数字が苦手だと、Webマーケティングはかなり厳しいと言えるでしょう。
なぜなら、マーケティングは数字の強さがとにかく求められる職業だからです。
統計データや施策の改善結果、エクセルでの数値管理など、あらゆる局面で数字に対する意識の高さが必要です。
逆を言えば、数字の強さが必要であるという事は経営の中枢にも近いという事が言えると思います。
理由は、経営者にしても部長にしても、マネージャーにしてもどれも会社の決裁権を持つ人たちは、数字と常に隣り合わせだからです。
数字にめっぽう強いWebマーケターであれば、いずれは会社の中枢に立ち、経営戦略の策定や会社全体の方向性を決める立場にも抜擢されるでしょう。
優秀なWebマーケターは、会社の全体の指揮を執る事が多いのです。
まとめ
今回は、Webマーケティングで後悔したく無い人に向け、必要な情報をまとめました。
この仕事で後悔しない為には、まずはマーケティングの業務内容を理解する事が重要です。
自分は地道な作業に向いているか、勉強の適性があるのか、スキルを身に付けていかないと成果も上げづらい事などを理解しておきましょう。
また実力主義の世界であるため、マーケターの人たちは基本皆が基礎戦闘力が高い事を理解しておく必要があります。
従って、勉強に次ぐ勉強と、隙間時間で学び続けなくてはなりません。
本当に覚悟のある人だけが、戦えるフィールドであるという事が言えるでしょう。
ここまで記事を読んで頂き、ありがとうございました。