「Webマーケティングに興味あるけど、どんな仕事をしているの?」
「マーケターの1日のスケジュールを教えて欲しい」
こんなお悩みを解決します。
本記事の内容
・マーケティングのリアルな現場の状況
この記事では、Webマーケターがどんな仕事をしているか知るために、現役のWebマーケターの事例を交えながら解説します。
私自身も、事業会社でWebマーケティングの仕事をしていましたので、業界の実情を実際の経験談から解説していきます。
この記事の執筆者:Taka
中央大学卒業後、商社で7年勤務した後、教育事業の会社でWebマーケティング担当として、オウンドメディアの運営をする。
自分自身でもこのブログサイトを運営し、転職関連の情報発信に特化する。
過去に大学編入や、NYなどで留学経験もあり、苦難を乗り越え現在に至る。SEO検定1〜4級保有、Webライティング能力検定2級、TOEIC795点。
全日本SEO協会 認定SEOコンサルタント
Webマーケターの一日の仕事内容とは
ここからは、現役のWebマーケターの話を参考に、一体どんな仕事をしているのかを解説していきます。
マーケティングにも色んな種類がありますので、タイプ別に説明していきます。
運用型広告のWebマーケターUさんの例
運用型広告のWebマーケティングでは、どんなメディアに広告を出稿していくかの企画から、広告の入稿や入札の調整など、広告運用全般の仕事を担当します。
分かりやすく言えば、自社やクライアントから預かる予算の中で、リスティング広告、ディスプレイ広告などあらゆる広告媒体を用いて、売上を追求します。
広告運用には、多くの費用が掛かるため、成果を出し続けるプレッシャーが付き物です。
運用型広告専門 Uさんの1日
9:30~10:00 | 出勤、メールのチェック |
10:00~11:00 | 各タスクの進捗確認 |
11:00~12:00 | 社内入稿担当に、広告の入稿を依頼 |
12:00~13:00 | 昼休み |
13:00~14:00 | メールのチェック、チャットやり取り |
14:00~17:00 | 各タスクの反省、次の施策の計画 |
17:00~18:30 | 施策の実行 |
18:30~20:00 | 残務処理、本日のタスクチェック |
Uさんの1日は、メールのチェックやチャットのやり取りから始まります。
その後は、担当している各タスクの進み具合を確認。11時になると、用意しておいた広告の入稿依頼をかけます。
午後の「各タスクの反省、次の施策の計画」では、広告戦略を考える時間です。
午後のほとんどの時間を使いますが、戦略を考える時間はいくらあっても足りません。
ポイント
18:30〜から行う本日のタスクチェックは、1日の作業内容を見直し、作業の進め方は良かったか? 明日やる事リストを考えるなどの、思考の整理の時間です。
タスクチェックを行うことで、翌日からの作業も問題なく進められる為、重要な時間です。
主な業務①:広告の運用
運用型広告専門のUさんの業務は、下記となります。
・広告を出稿する先の選定(WebサイトやSNSなど)
・どんなタイプの広告を運用していくか(リスティング広告、ディスプレイ広告など)
・入札を調整する
・運用管理
サービス・商材のタイプやターゲット層を考えて「リスティング広告で予算を設定」、「SNS広告の出稿の割合」など都度、考えます。
限られた予算の中で、入札の調整を行い、戦略立案は運用型広告での業務において大部分を占めます。
とにかくいくら時間があっても足りないと言えるでしょう。
主な業務②:データ分析
次に重要な業務として、広告運用で得たデータの分析です。
戦略の修正や予算配分を見直し、より売上に貢献できるよう改善を行います。
パフォーマンスの良い広告はより費用をかけ、成果が出ていないものについては出稿の割合を少なくします。
またクリエイティブ(動画広告、バナー広告素材)の改善も重要な仕事です。
ポイント
クリエイティブには、デザインの技術やコピーライティングなど成果に直結する要素もあり、そういった要素がどのように機能しているか分析をします。
分析を行った後は、「より高いパフォーマンスを発揮するには、どんなクリエイティブを制作すべきか」という設計や改善を繰り返します。
パフォーマンスを最大化するためには、分析と改善は必須事項で、広告分析は運用型のマーケターに欠かせない仕事と言えるでしょう。
広告運用型マーケターのここが大変
Web広告では、2つの側面が存在します。
1つ目は、商品PRを行うダイレクトマーケティングの側面。2つ目は、商品やブランドの認知拡大、ファンを増やす為のブランディングの側面。
大抵、パフォーマンスの結果は「掛けた広告費に対し、獲得できたリード(見込み客)の件数」を元に測定します。
参考
Uさんが担当する案件は、ダイレクトマーケティングの領域となります。
例えば、ダイレクト案件の(広告を見たユーザーが、商品の申し込みボタンをクリックする。実際の購買行動に駆り立てることが目的)がほとんどです。
リードの獲得件数は実際の数値で測ることができるため、成果が思うように出ないとかなりキツいと言えるでしょう。
しかし、広告運用の仕事の数々の案件の中で、誰からの協力も借りずに自分で全部やろうとすると、上手くいかなかったようです。
戦略立案、データ分析は最重要タスクですが、立てた戦略や分析結果は社内で共有し、依頼を受けているクライアントが納得できるよう説明しなくてはいけません。
自分で考えていることを言語化し、誰が聞いても理解できる表現で伝える事がこの仕事の肝となるのです。
こういった日々のコミュニケーションが、大きな成果に繋がると言えるでしょう。
参照元:コエテコcampus (取材)Webマーケターの1日のスケジュールは?求められる成果やリアルなお仕事事情を現役マーケターに聞く
WebディレクターMさんの例
Webディレクターの業務は、簡単に言えば「クライアント企業の問題を解決する事です。」
プロジェクトのゼロから10までを、進捗管理しつつマネジメントしていきます。
デザイナーやライター、編集者など担当者をまとめ、プロジェクトを滞りなく進めて成果を挙げて、結果はクライアントに報告します。
Webディレクターの1日の流れ
9:30~10:30 | 出勤、メールのチェック、タスクの管理 |
10:30~11:00 | 担当案件のスケジュールチェック |
11:00~12:00 | 担当タスクの進捗状況をクライアントとやり取り |
12:00~13:00 | 昼休み |
13:00~19:00 | クライアントと打ち合わせ、資料の準備、調査、レポート作成、課題解決についてアイディア出し |
19:00~20:00 | メールのチェック、残務処理 |
原則リモートワークなので、通勤時間はありません。
最初の1時間はメールの確認とタスクのチェックを行い、自分が担当する案件の進捗を把握することから始まります。
11時くらいからは、取引先のクライアントや社内メンバーとコミュニケーションを取って、現状に起こっている問題やトラブルを把握し、対策します。
午後もクライアントと打ち合わせをします。打ち合わせの隙間時間に、レポートの資料を準備したり、メール/チャットの返信を行います。
終わりがけの時間に、メールを再度チェック、残務処理も行い終了します。
主な業務①:プロジェクトの管理
Webディレクターのメイン業務としては、プロジェクトの管理(プロジェクトマネジメント)が第一に挙げられます。
特に、必ずやる事にWBS(作業分解構成・全体のスケジュール管理)の作成と更新があります。
タスクを細かく分解し、誰がその案件をこなすのか明確化していきます。
クライアントへのレポート作成は重要なタスクの一つです。
仕事の大半は、プロジェクトが問題なく進んでいるか把握し、期日通りに遂行できるよう全体をコントロールします。
WebディレクターのMさんは、自動車メーカーのWebメディアの運用とディレクション、コンサルが主な業務となります。
自動車業界の販売セグメント、中古車のビジネス市場、車検からカーシェアリングまで複数の案件を跨いで行います。
主な業務②:関係者たちとのやり取り
Webディレクターの主な仕事として、「プロジェクトに関係するスタッフたちとのやり取り」があります。
ポイント
関係者全員がプロジェクトのゴール、進行状況について把握できるよう、気を配ったコミュニケーションが求められます。
プロジェクトが大きくなるにしたがって、認識の齟齬が起きやすくなり、トラブルも頻発するようになります。
なので、共通認識は常に同じ目線で持ち合わせる必要があります。
プロジェクト次第と言えますが、「認識しておくべきポイント」は変わるため、打ち合わせは頻繁に出てきます。
利害関係者とのコミュニケーションは、Webディレクターにとって最重要な仕事でもあります。
Webディレクターの大変さとは?
求められる事として、昨年との対比での改善です。
ポイント
例えば、ディレクターMさんが担当した、Webサイトからの試乗申し込み数増加をゴールとするプロジェクトでは、昨年と比較してどれくらい申し込みがあったのかを測定します。
このプロジェクトの課題として、MさんはUI/UXの改善が最重要だと考えました。
顧客が試乗する店舗を探すフェーズで、サイトの離脱が起こっていて、申し込みに伸び悩んでいると仮定したのです。
Webディレクターは、課題発見能力や問題に対しての提案力も必要です。
必要となるスキルや成果は、案件ごとでも変わってきます。
Webディレクターの仕事をこなすのであれば、自分の強みとなる軸を持つことが大切でしょう。
案件を複数抱えて業務を行うため、最初のうちはとても大変です。マネジメントを行うディレクターがテンパっていたら、元も子もないので冷静さも必要です。
参照元:コエテコcampus (取材)Webマーケターの1日のスケジュールは?求められる成果やリアルなお仕事事情を現役マーケターに聞く
SEOマーケターFさんの例
9:50~ | 始業準備 |
10:00~ | 始業、プロジェクトのチーム会議 |
10:30~ | SEOキーワードの選定 |
12:00~ | 社内会議 |
13:00~ | 昼休み |
14:00~ | クライアントとのMTG |
15:00~ | SEO記事のディレクション |
17:30~ | 新規クライアントの情報共有 |
18:30~ | 外注先への発注 |
19:30~ | データのアクセス解析 |
21:00~ | 終了 |
大体の1日の流れとしては、このようになります。会議に関しては、オンラインです。
【10:00〜 プロジェクトMTG】
週1の頻度で、プロジェクトのチームで(営業、マネージャー、デザイナーなど)で集まり、進捗の確認をします。
チェック事項は、今週の成果物、処理した案件、先週からの進捗の確認など。
大きなプロジェクトは、タスクの量が多い為、漏れや間違いを防ぐために週1でMTGします。
【10:30〜 SEOキーワードの選定】
担当のWebメディアでの、キーワードの選定を行います。
ターゲットユーザーの心に刺さるキーワードを選んでいく形です。
Webサイトのアクセス状況によって変わりますが、新規記事を練ったり、既存記事のリライトを中心に行ったりと、ケースバイケースです。
【12:00〜 社内会議】
社内会議では、マーケティングチームで集まり会議を行います。
★
仕事上での情報の共有、新案件のディスカッションがメインです。マーケターはレベルの高い人も多く、新しい発見が常にあるので、社内会議は有意義と言えます。
【13:00〜 昼休み】
昼休みの時間は自分で決められて、タイミングの良い所で休む形です。
リモートワークが基本なので、家で作ったり、近くのスーパーへ買いに行ったり、その日の気分次第です。
会社に出社する場合は、仲の良いメンバーとランチへ行くことも多いです。
【14:00〜 クライアントとのMTG】
クライアントとの会議は、基本数ヶ月に及ぶ案件などでは、月1で会議があります。
1つのプロジェクトで1回の会議になるので、担当する案件が5個あれば月に5回のクライアントMTGが行われます。
Fさんの場合は、月に7個ほどの会議を行います。
【15:00〜 SEO記事のディレクション】
ライターから返ってきた原稿のチェックと編集です。
マネージャーのポジションであるため、編集は他のスタッフにも依頼していますが、自分で編集することも多いです。
編集の仕事は地味ですが、自分のペースで行えるので、没頭できる時間でもあります。
【17:30〜 新規クライアントの情報共有】
問い合わせフォームから、新規の問い合わせを受け、電話の内容をスタッフ間で情報共有を行います。
営業とアイディア出しを行い、クライアントへの課題解決提案を行うために、準備します。
【18:30〜 外注先への発注】
ライターやデザイナー、編集者などに外注する為の仕事の発注を行います。
新しい外注スタッフだと仕事の指示に時間を要しますが、経験を積めばほとんどやり取りなくスムーズに進むようになります。
優秀なライターやデザイナーには、高めの報酬設定で関係構築を維持します。
【19:30〜 データのアクセス解析】
自分の担当するWebサイトのアクセス状況を解析します。
使うツールは、Google Analytics、Google Search Consoleがメインです。
データの解析は特に時間が掛かるので、メリハリを付けて、要点を把握していくことが重要です。
【21:00〜 終了】
ちょっと遅いですが、この時間に終了です。早くて19時半くらい、22時過ぎに終わることもあります。
参考
リモートワークなので、移動時間がなく、すぐにフリータイム突入です。
早く終わる日は、家の近くにあるジムへ行きワークアウトを行います。カジュアルな服装で仕事をし、そのままジム直行が可能です。
参照元:ごまんえつLife 4事例】webマーケターの1日の流れを紹介!webマーケティング支援会社の社員の場合
フリーランスWebマーケターUGさんの例
フリーランスで活躍されるWebマーケターUGさんの例も挙げていきます。
UGさんは、主にブログを書いたりSEOディレクション関係の仕事をしながら、生計を立てているようです。
経歴としては、下記となります。
・半年後に副業でブログ運営スタート
・その半年後Webライター活動を開始
・3ヶ月後にSEOディレクションの副業開始
・独立(新卒入社から1年半くらいで)
UGさんの1日の流れ
9:00~ | 起床 |
9:10~ | 朝食&コーヒー用意 |
9:30~ | メールチェック |
9:50~ | 今日のやることリスト作成 |
10:00~ | ブログ運営1 |
13:00~ | 昼食 |
13:30~ | ブログ再開2 |
15:00~ | SEOディレクションの業務1 |
19:00~ | 打ち合わせ |
20:00~ | 夕食&お風呂 |
21:00~ | SEOディレクションの業務2 |
23:00~ | 残務処理 |
0:30~ | 業務終了 |
0:50~ | 自由時間 |
1:30~ | 就寝 |
【9:00〜 起床】
UGさんは朝が弱いので、9時起きとのこと。
起床時間はこの時間に固定し、メリハリある生活を心掛けています。
目覚ましのアプリは「Sleep Meister」を使用。設定時刻の30分前から1番眠りが浅い時に、アラームが鳴り、気分よく起きれるとの事。
【9:10〜 朝食&コーヒー用意】
起床後はまず朝食です。
フルーツグラノーラ+牛乳を嗜み、コーヒーはマストで飲まれるとの事。
コーヒーセットで、部屋の中をコーヒーの香りいっぱいにするのが習慣のようです。
【9:30〜 メールチェック】
ここから業務開始です。
深夜に連絡を取り合うクライアントもよくいるため、まずメール、Slack、ChatWorkなどのチャット全般はチェックします。
フリーランスのWebマーケターは特にレスポンスの良さが評価に直結する為、できるだけ素早い返信を心掛けます。
【9:50〜 今日のやることリスト作成】
メールチェックをやり終えた後は、「今日のやることリスト」を作成。
フリーランスは、自分の働きたい時に自由に仕事ができる為、休憩を取りすぎたり、仕事し過ぎたりバランスが偏るとのこと。
ポイント
「今日のやることリスト」があれば、仕事の業務量を調整でき、時間の効率化が図れるので他の方にもおすすめです。
【ブログ運営1】
朝はブログ運営から始めます。
主に、新規記事の作成、リライト、Webサイトのアクセス解析を行います。午前中はタスクに集中できるので、なるべく多くの作業をこなします。
【13:00〜 昼食】
13:00が昼休憩になっていますが、仕事の状況次第で時間は前後します。
カップラーメンをよく食べているようですが、あまりおすすめできないとの事。
【13:30〜 ブログ再開2】
ブログの執筆作業で、まだ残っている作業をこなします。
昼食の後は、眠気が出るためコーヒーをマストで常飲します。
【15:00〜 SEOディレクションの業務1】
クライアントとの打ち合わせの為に、資料などの作成を行う。
メモ
Webサイトのアクセス状況から、どんな課題が抽出できるか、またその課題に対しての提案などを行います。
【19:00〜 打ち合わせ】
準備した資料を元に、Zoomにて打ち合わせを行います。
売上を拡大するには、どんな施策を行うべきか、大まかな戦略と方向性を決めていきます。
また自分で考えた施策はクライアントが理解できるよう、説明する必要があります。
【20:00〜 夕食&お風呂】
ミーティングが終われば、夕食と入浴です。
この後も仕事は続きます。
【21:00〜 SEOディレクション業務2】
サイトを分析して、クライアントとの打ち合わせで決めたことは施策で実行していきます。
また他のクライアントから依頼あった、ライターの記事の見直しなども行います。
注意ポイント
フリーランスは基本、複数の仕事を抱えるためマルチタスクを行える人物が望ましいです。
【23:00〜 残務処理】
朝に作った「やる事リスト」を再度チェックし、まだ片付けていない作業を行います。
この時間帯からの作業は中々大変です。
【0:30〜 業務終了】
日付が変わり、ようやく一日の仕事を終えます。
寝るための準備を行います。
【0:50〜 自由時間】
寝る前は、ベッドでスマホをいじるようです。
【1:30〜 就寝】
1時半ごろに就寝です。
ここまでがフリーランスWebマーケターの一日の流れです。
一日13時間くらいは働いているので、中々真似できる人はいないのかもしれません。
参照元:副業フリー フリーランスWebマーケターの1日の仕事は?僕のスケジュールを紹介!
私の一日の仕事例
ここからは事業会社で働いていた、私の一日の仕事の流れを紹介します。
教育事業の会社に、Webマーケティングの実務経験はゼロの状態から、入社しました。
一日のスケジュール
6:10~ | 起床、身じたく、朝食 |
8:50~ | 出発 |
9:40~ | 出社、仕事の準備 |
10:30~ | 記事の執筆開始 |
12:30~ | 昼休み |
13:40~ | 記事の執筆の続き |
16:00~ | リライト記事の競合調査 |
18:00~ | リライト記事の記事構成、ディレクション、情報収集 |
19:30~ | 記事の執筆 |
20:00~ | 業務日報の報告、退社 |
20:30~ | 夕食 |
21:00~ | 副業のブログサイト 記事執筆 |
23:00~ | 作業終了、帰宅 |
23:50~ | マーケティング関連の勉強、読書 |
1:15~ | 就寝 |
【6:10〜 起床】
会社のある日はいつもこの時間帯に起きていました、5時間睡眠なので結構眠いです。
朝食は、ハニーバターのトースト、目玉焼き、ベーコン、牛乳が日課です。
ポイント
朝はなるべくゆっくりしたいタイプなので、1時間半くらいは身じたくに時間を掛けます。
【8:50〜 出発】
朝はこの時間に家を出ます。
新宿にオフィスがあり、自宅も近いので通勤は楽でした。通勤中は音声学習をしているので、移動時間も無駄にはなりません。
【9:40〜 出社、仕事の準備】
出社するとまずは、冷たい水を飲んで目を覚まします。
スケジュールのチェックや、経費/交通費の清算、勤怠の入力など簡単な作業をして、頭が冴えるのを待ちます。
自分はスロースターターの為、昼近くならないと目が覚めません。
【10:30〜 記事の執筆開始】
私は、会社のオウンドメディアの運営を任されていた為、主な仕事は新規記事の制作や既存記事のリライトなどでした。
大体朝は、中々目が覚めないので、コーヒーを飲みながら、とにかく執筆作業を進めます。
ポイント
自分の好きなテーマでライティングができると、楽しく作業を行えました。主に就職関連の情報の記事を書いていました。
【12:30〜 昼休み】
12時に昼休憩を取ると、食堂が混むので、12時半にいつも昼休みを取っていました。
680円くらいで、バランスの良い日替わり定食が食べられたので、昼は満足していました。
参考
途中からダイエットの為に、サラダとスープ、パンのメニューに切り替えましたが、500円で食べられたので、とても安上がりです。
20分くらいで食事を済ませると、残り40分はラウンジに移動しWebライティングの講座に時間を費やします。
睡眠不足の時は、仮眠を取ることもありました。
【13:40〜 記事の執筆の続き】
昼休憩が終わると、記事の執筆の続きです。
昼を過ぎると、ようやく目が完全に覚めてくるため、作業効率は一段階上がります。
ポイント
文章の執筆は、特に頭を使うため、思考しながら読者のニーズを満たすような情報を、増やしていきます。
PREPやSDSという、ライティングのテクニックもこの会社で学びました。
【16:00〜 リライト記事の競合調査】
次の記事に着手する際は、まずは設定したキーワードで競合調査を始めます。
検索上位の1〜5位は必ず、目を通すようにして、なぜそれらの記事が上位に表示できているか、どんな情報が有益なのか判断していきます。
✔︎
競合調査には、なるべく時間を設けて、2時間くらいたっぷりと競合の記事を読みます。
リーディングをしながら、記事の構成をイメージしていくのがルーティーンです。
【18:00〜 リライト記事の記事構成、ディレクション、情報収集】
競合調査が終わったら、リライト記事の記事構成、ディレクションを行います。
記事の骨組みを作る工程になります。書き慣れたテーマであれば、構成はすぐに作れますが、自分の得意領域でない場合は、時間が掛かることもあります。
記事構成/ディレクションでは、記事の出来具合が決まるため、一番頭を使う必要があります。
情報収集は、記事を執筆するための、情報源を集める作業です。
初めの頃は1日掛けていた情報収集が、慣れてくると20〜30分程度で終わるようになりました。
【19:30〜 記事の執筆】
情報収集が終わると、記事の執筆を行います。
自分で作り上げた記事構成を元に、収集した情報を参照しつつ、ライティング作業を行います。
自分は、このライティング作業が一番好きな仕事である為、文章を書いている時は自分のやりたい事が実現できている感じです。
【20:00〜 業務日報の報告、退社】
20時くらいに仕事をいつも終えるため、一日の業務内容の整理をすると共に、日報を書いて上司に報告します。
【20:30〜】
仕事が終わった後は、会社近くの日高屋か富士そばへ行き、夕食を取ります。
どちらも500円くらいで、とても美味しいのでサラリーマンの方にかなりおすすめです。
【21:00〜 副業のブログサイト、記事執筆】
21:00からが自分の本領発揮モードです。
個人でブログサイトを運営しているので、カフェに移動しその記事を執筆します。
ポイント
トータルで書いた記事数は、350本以上にもなり、自分の人生が掛かっているビジネスでもあります。
このブログサイトを4年近く運営したおかげで、Webマーケティングの職種にも就くことができました。
平日の仕事終わり、休日も休まずにブログの記事を書き続けます。
【23:00〜 作業終了、帰宅】
行きつけのカフェが23:00で閉店の為、店が閉まると帰宅します。
本来であれば、24時くらいまでは作業を続けたいですが、仕方なく帰ります。
【23:50〜 マーケティング関連の勉強、読書】
ちょっと夜遅いですが、この時間からマーケティング関連の資格の勉強、もしくは推理小説の読書を行います。
自分の得意分野であるコンテンツマーケティングでは、文章に対する強さが求められる為、読書も仕事のうちと捉えています。
【1:15〜 就寝】
深夜の1時過ぎくらいに寝る事が多いです。
自分としては、これでも作業時間は足りないと感じますが、渋々寝る事にします。
Webマーケティング会社の仕事
色々なWebマーケターたちを紹介した所で、Webマーケティングの仕事内容についておさらいしていきます。
Webマーケティングと一口に言っても、オウンドメディア、ペイドメディア、アーンドメディアなどジャンルが分かれていますので、概要を掴んでいきましょう。
マーケ会社でやる事
Webマーケティングの仕事内容は、施策立案→実施→検証→改善の繰り返しになります。
クライアントに最適な提案を行い、その施策について効果検証をします。結果が良ければ継続し、悪ければ改善を行います。
マーケの施策としては、主に下記のものがあります。
・メディア運用
・ネット広告の運用
・SNS運用
メディア運用は、SEOを意識した記事を作り、Webサイトに投稿し検索上位を取ってWebサイトで集客を行います。
ネット広告の運用では、リスティング広告、SNS広告、ディスプレイ広告などWeb広告全般を通して、ネット上で集客を行います。
そしてSNS運用は、主にTwitter、Youtube、TikTok、InstagramなどのSNS媒体を使って情報発信を行い、集客をするマーケティングです。
その他にも、メールマガジン、セミナー、Lステップ、サロンなど集客方法は無数に存在します。
使える手段は使って、自社やクライアントの売上に貢献する事がWebマーケティング会社の主な仕事なのです。
マーケティングに必要な能力
Webマーケターに必要な能力は、色々ありますが、下記が挙げられると思います。
・粘り強いコミットメント力
・圧倒的な論理的思考力
・ユーザーニーズを的確に掴み取る、ビジネスセンス
【粘り強いコミットメント力】
この素養は、Webマーケターにとって絶対必須だと思います。
理由は、どれだけ大変な作業でも粘り強く最後まで諦めずに、やり続けるコミットメントの力が最重要だからです。
マーケティングの仕事では、想像以上に大変な事ばかりでよほど強い精神力が無いと、続かないと言えるでしょう。
私も、教育事業の会社でWebマーケティングの仕事を始めて行った時は、地獄を経験しました。
【圧倒的な論理的思考力】
マーケターにとって、論理的思考力の高さは生命線と言えます。
これが無いと、どんな施策を行うにしても成果が出ないため、マーケターに必須の能力と言えます。
注意ポイント
現状に浮き彫りになっている、課題に対して解決策を提示し、なぜその施策が解決へと導くのか実際に実行してどんな数値結果が得られるのか。
自分が行う一つ一つの行動に論理的な根拠を提示できなければなりません。この為に、高い論理的思考力が必要になってくるのです。
【ユーザーニーズを的確に掴み取る、ビジネスセンス】
マーケターは、どんな企画が当たるのか、先を読む力もある程度必要です。
今の世の中のトレンドはどんな感じになっており、多くのユーザーを惹きつけるアイディアセンスが必須です。
ユーザーニーズを読み取る為には、日頃からどんなビジネスが良い結果をもたらすかなど、意識的に考えていかなくてはいけません。
Webマーケティングの仕事がここまで人気な理由
ここからは、なぜWebマーケティングの仕事への求人応募がここまで増えているのか、解説していきます。
Webマーケティングの職種に就きたい人にとっては役に立つでしょう。
ネットの広告市場が伸びている
インターネット広告市場は、今や最も大きな広告市場となっています。
テレビやラジオ、雑誌、新聞などの4大マスメディアを追い越して、ネットの広告に最も多くのお金が流れています。
これをどの業界の企業もチャンスと捉えて、Webマーケティングの事業に乗り出しているのです。
働き方が極めて自由
Webマーケティングの仕事が人気の理由として、働き方が極めて自由という事が言えると思います。
働き方の自由度はITエンジニアと同レベルだと言って良いでしょう。
ポイント
なぜなら、Webマーケティングの仕事はほとんどがフルリモートで、PC1台あれば世界中どこでも仕事ができるからです。
Webマーケティングの仕事は、大きく分けて、オウンドメディア、ペイドメディア、アーンドメディアの3つがあります。
どれもネット回線さえあれば、仕事をこなすことができます。
時間や場所に縛られない事が、Webマーケティングの仕事の人気に繋がっていると言えるでしょう。
経験を積むと、年収が上がる
Webマーケティングの仕事は、経験やスキルを積めば積むほど、年収も比例して上がります。
✔︎
コンテンツマーケティングや運用型広告、SNS運用などあらゆるマーケティング施策が万能でできるようになれば、マネージャーのポジションにも就きやすくなるでしょう。
経験やスキルがあれば、転職も容易にする事ができるようになり、多くの企業からオファーも殺到します。
そもそも優秀なWebマーケターの数が圧倒的に不足している状況でもあるので、しっかりと実績を残していけば、業界問わず引くて数多となるのです。
Webマーケティングは良いことばかりではない
ここまでWebマーケティングの仕事の良さについて、解説してきましたが、この仕事の辛い部分も説明していきます。
良い所、悪い所全て知った上で、この仕事をやるべきかどうか決めると良いでしょう。
実力主義の世界な為、常に努力が必要とされる
Webマーケティングの大変な所は、良くも悪くも実力主義なところです。
その為、能力の高い人は結果を残して、より成長できる環境がありますが、スキルに乏しい方は中々結果も出ず現実とのギャップに悩まされるでしょう。
マーケターとして、結果を残すには、隙間時間に学習し土日などの休みでも自己投資を続けられる、高い意識が必要です。
常に勉強する事が求められる為、高学歴でIQの高い人が多いのもこの業界の特徴と言えるでしょう。
学ぶことが多いため、向き不向きがある
Webマーケティングの仕事は、先ほども申し上げたように、学ばなければいけない事が多く適性があるかの要素も多いに影響します。
今まであまり勉強が得意で無かった人には、かなりしんどい職業と言えるでしょう。
注意ポイント
数字に対する強さも求められるので、どちらというと理系の人の方が活躍できる環境かもしれません。
マーケティングで楽はできない
マーケティングの仕事は、基本楽はできません。
個人の力量に依存する仕事でもあるため、与えられるタスクの量は基本的に多いです。
またスピーディーにタスクの処理を行っていくハードな環境でもあり、余裕を持ってマイペースに仕事をしたい人にはキツいかもしれません。
多くのタスクを短時間で処理していく為、頭の回転の速さも必要です。
覚悟して、この世界に入る必要有り
ここまで解説してきたように、Webマーケターの仕事は実力主義の世界で、能力の高い人たちが集まります。
優秀な人たちの中でも、パフォーマンスを発揮でき、結果を残せるような力のある人はマーケティングは願ったり叶ったりの環境です。
しかし、あなたが並の能力の持ち主で、何かの強みが無いのであれば覚悟してこの仕事に取り組む必要があります。
マーケティングの仕事を本格的に始める前に、日頃から学習する習慣も身に付けておくと、仕事に就いた後かなり楽になるでしょう。
まとめ
今回は、Webマーケティングの一日の仕事の流れを、実際のマーケターの方たちの例を参考に解説してきました。
マーケティングの仕事には、メディア運用、運用型広告、SNS運用などに分かれており、どれも大変な仕事です。
特に、運用型広告はクライアントから予算を預かり、大きな金額を投資する為、責任も大きく数字に対するプレッシャーがあります。
WebサイトなどのSEO集客にしても、常に勉強が求められるので、日頃から学習意識が無いと厳しいでしょう。
マーケティングは大変なイメージがあるかもしれませんが、その分もやりがいも大きく、自分次第でキャリアを積めるため、魅力のある職業です。