あなたが書く文章の読者の数を増やしたいのであれば、基本的な原則を知っていれば、いとも簡単に増やしていくことができます。
セールスレター、ブログ、メルマガなどあらゆる文字媒体は、細かいところに気を付けるだけで文章の反応率を5~10倍程度に引き上げることだってできるのです。
今回、紹介していくのは、ちょっとした意識的なものですが、これらを日ごろから気を付けるだけで格段に読まれる文章に生まれ変わります。
セールスコピーに必要なだけでなく、いかなる文章を書く際にも必要となってくる技術なので、ぜひ習得するようにしていきましょう。
1.読者の視点で記事を書く
特別な理由が無ければ、コピーライティングは、現在形で相手の視点で書くようにしてください。
例えば、頑丈なブーツを販売するとして、「このブーツは、どれだけ歩いても破れることはなく、摩耗に強いです」ではなく、
「このブーツを履けば、どれだけ年数が経ってもダメになることがなく、買い替える手間が無くなります」と書いた方が、読み手は自分のことに置き換えてイメージしやすくなるのです。
良いコピーというのは、読者に「これは今の自分に刺さる言葉だ」とあたかも自分のことを言っているかのように、読者の心を揺れ動かすものです。
従って、常に読者の視点で文章を書くようにしなくてはいけません。
2.小見出しは適切に用いる
小見出しを入れる理由は下記の2となります。
・①記事全体をしっかりと読まずに、さっと流し読み程度の人でも、内容を即座に把握することができるから
・②小見出しがあれば、読み飛ばしていたはずの文章も読んでもらえる効果がある
例えば、下記は、小見出しの例となります。
・キャッチコピー:初心者が3ヶ月で、ブログ月間PV数を1万にする文章講座
・小見出し①:トップブロガーの○○氏が、どんなジャンルのブログでもPV数を伸ばすことのできる6つのテンプレートを提供
・小見出し②:6つのテンプレートを真似するだけで、読まれるブログが書ける理由
・小見出し➂:商品購入のボタンをクリックせずにはいられなくさせる15の心理的トリック
・小見出し④:数百万の売上を出すために、7000円を投資してください。
小見出しが、必要な情報をコンパクトに伝えているのと同時に、読み手の関心を惹きつけるような書き方に注視しましょう。
3.誰もが分かりやすい言葉で説明する
ブログ記事で多くのPV数を獲得したいのであれば、自分の知識をひけらかすために専門用語を並び立てるのは愚の骨頂であります。
仮に、文字数が増えるとしても、難解な専門用語を使うよりも、誰もが理解できるような簡単な言葉を使った方が良いです。
なぜなら、ブログ記事の中で、よく分からない難しい単語ばかりが出てこれば、読者は読むことへのストレスを感じてしまい、よりストレスフリーなブログサイトに移ってしまうでしょう。
なのでブログ記事の文章は誰もが理解できる言葉を使い、読みやすい文章にしていくように心がけてください。
4.コピーライティングと小説は全くの別物である
コピーライティングは、文学作品などの小説に使うような表現方法とは、全く別世界のものであると認識しましょう。
コピーライティングは、証拠や具体的な根拠を使いながら、あなたの提示する商品やサービスの購買意欲を高めるためにある技術です。
なので、小説で使われるような綺麗な言葉を使ったり、凝った表現に走る必要はありません。
セールスにおいて必要な文章とは、読み手が喉から手が出るほどに欲しくなるような圧倒的なベネフィットを提示する内容なのです。
読み手の購買意欲を高めるにはどういった事を書けば良いのか、買いたくなる情報を伝えることだけを考えてください。
5.好奇心を刺激して、続きを読みたいと思わせる努力をする
売れるコピーライティングとは、読み手の好奇心を常に刺激することができます。
初心者のコピーライターはよく、伝えなくても良い情報まで詳細に伝えてしまうことがあります。
コピーライティングにおいて、必要以上の情報を提供してしまうと、読み手はその時点で内容に満足し、商品購入までに至らなくなってしまうのです。
例えるなら、健康を維持するための食品リスト本があるとして、表紙に全ての健康食品が載っていたら、買う人はいなくなってしまうでしょう。
こういった簡単な間違いをしているライターは意外なほどに多いのです。
「投資で稼ぐ、テクニック3選」でセールスレターを書くとするならば、その方法そのものは書かないようにしましょう。
稼ぐための中身は、購入して初めて分かるようにしなければいけません。
6.具体的な内容を意識する
基本的には、「10万人のアクセスを叩き出すブログ記事の書き方」よりも、「9万5000人のアクセスを出したブログ記事の書き方」と言った方が具体的かつ説得力が増します。
前者は大雑把な数字を使っている誇大表現として見受けれられ、後者の数字はあるデータや根拠に基づいていると判断されやすくなります。
このようなちょっとして数字の工夫でも、アクセスに2倍~3倍と開きが出てくるので、見せ方の努力は怠らないようにしましょう。
7.競合の利益になるような内容は避けましょう
これらは、化粧品や食品などの消費材のセールスコピーでは良く見られる間違いです。
例えば、掃除機を売るための記事において、いかに床の表面がホコリやばい菌だらけなのか伝えたとします。
これだと、自分の製品だけでなく、競合他社の製品も購入検討にされてしまいます。
こうなるとわざわざライバル製品を売り込んでいるようなモノなのです。
こういった間違いをしている企業は、大手、中小どこの企業でも意外なほどに多く見受けられます。
掃除機を売るためのセールスコピーとしては、掃除機について全く興味の無い人向けよりも、既に掃除機を買いたいと思っている人向けに対して、なぜあなたの紹介する掃除機が良いのか、伝えることがよほど合理的なのです。
8.小手先のテクニックは避ける
明らかに意味のない小手先のテクニックに頼ることはやめましょう。
例えば、iPhoneのAir podsを売る時に、「みんな使っているイヤホン」というような表現をしても、全く効果は無いし明らかに嘘の情報になります。
そのイヤホンを誰もが使っているものでは無いという事はすぐに分かります。
上手い言い方で、読者を惹き付けようとしているライターほど、こういった小手先のテクニックに頼っている人が多いです。
もちろんこの手法で売り上げを出せるコピーを書くことは不可能です。
コピーライティングにはテクニックに走った表現は通用しません、テクニックに走ったライターたちは2流以下なのです。
9.必要なものを1から10まで説明する
セールスコピーを書く際には、読者は基本1回限りしか読んでくれないと考えましょう。
一人の見込み客と接触して、売るチャンスは1回しか訪れないのです。
その1回の接触の中で、より多くの人に、あなたの商品を買ってもらうためにも必要な情報はすべて伝えきる必要があります。
1回のチャンスで絶対にモノにするために、セールスに必要となる商品メリットはしっかりと伝えきってください。
ここで重要なポイントは必要なことだけを伝えるのであって、必要以上の情報を提供してはいけません。
あくまで商品を買いたくなる情報の提供のみに絞り、読者の好奇心を最大限にくすぐることを意識するのです。
10.行動してもらうようにプッシュする
コピーライティングの最後には、必ず、商品を購入して貰えるように強く背中を押すことが大切です。
せっかくキャッチコピーで、読み手に興味を持って貰い、ボディコピーでも購買意欲をそそることができたのに、最後の最後で押しが弱かったら読み手は、「また次の機会に買うか決めよう」と、決断を保留にしてしまい、次の機会が永久にやってこないでしょう。
最後まで記事を読んでくれた方には、今どんな行動を取るべきかしっかりと説明する必要があります。
クロージングができないと、永久に商品は売れないので、最後の一押しは必ずするようにしてください。
最後に
以上お伝えしてきた本記事の内容は、ほとんどが基本的なことだという事が分かると思います。
ただ、多くのブロガーの方たちができていないことでもあるので、自分はしっかり守れているか再確認してみてください。
一つ一つ当たり前のことを行うことが、大きな結果をもたらすのはブログに限らず、どんなことにも言えるのです。