🔄2021-09-22
転職未経験だけど商社に転職したい人
「今まで一度も転職した事ないけど、商社に転職したい。でも商社に転職する為にどんな準備が必要なの? 初めての転職活動だけど絶対に失敗したくない。 商社の転職を成功させる方法を教えて欲しい。」
こんな悩みについて、お答えしていきます。
本記事の内容
・商社に転職する為の、準備とは【未経験者OK】
・未経験でもOKな商社の求人を探すコツ
・商社を選ぶ際の気を付けるポイント
本記事の信頼性
この記事を書いている私は、過去に未経験で転職活動をし無事に商社への転職を成功させております。
今は、商社で営業をやっておりこの会社は7年目くらいになります。
転職活動において、自分が直面した問題点や困難だった事などの実体験を交えて皆さんに有益な情報を提供出来ると考えています。
今回は「未経験でも商社に転職する事は可能なのか?」について書いていきたいと思います。
商社という業界は、ひと言で言えばとても人間力の試される業界であります。
仕入れ先や客先、社内の人間など、ありとあらゆる人たちを自分の言葉で動かさなければなりません。
人を動かすというのは、この世の中で最も難しいことだと思います。
なぜなら、あなたと同じ考えの人は社会に出るとほとんどいないからです。
まれに価値観が共有できる真の仲間に出会える事もあるかもしれませんが、大抵は自分の考えを理解してくれる人はいません。
商社の営業は、あなたの性格や意思などがとても大きく影響する仕事でもあります。
ですが圧倒的に成長出来る環境でもあるので、是非未経験の方でも諦めずにチャレンジして欲しいです。
では本題に入ります。
目次
商社に転職する為の、準備とは【未経験者OK】
商社に転職する際に最も重要な要素として挙げられるのが、下記の3つになります。
その①:ずば抜けたコミュニケーション能力
その②:行動力
その③:相手の気持ちを理解する能力
では順番に説明していきたいと思います。
その①:ずば抜けたコミュニケーション能力
まずは、商社で最も必要な能力と言われるのがこの「ずば抜けたコミュニケーション能力」です。
これは、どういう事かといいますと
商社の営業は、仕入れ先と客先の間に入り、モノを仕入れて⇒顧客に販売するというのが主な仕事になります。
仕入れ先から少しでも安く商品を仕入れられるように交渉し、仕入れた商品に自分たちの取り分であるマージンを乗せ、顧客に少しでも高く販売するという流れになります。
もちろん仕入れ先だって自分たちも高く売りたいので、そこはいかに仕入れ担当者を言葉で説得出来るかに掛かってきます。
言葉で説得する際に、あなたの性格や考え方も一緒に口から出てくる事になりますので、この交渉力こそが営業マンの価値を決めると言っても過言ではないでしょう。
また顧客に対しても、いかに商品を高く売るか、その商品の金額を高いと思わせないかは営業マンの技量によってきます。
100円のボールペンでも1000円で売ることが出来る営業マンが商社からは求められるのです。
もちろん客先に訪問して、仕事の話ばかりでは嫌われてしまいます。世間話や客の趣味の話など、ありとあらゆる話題についていける高いコミュニケーション力がなければ商売の話に結びつけることは出来ません。
その②:行動力
商社の営業は、とにかく行動力が求められます。
自分が苦手とする客先にも、ビジネスの為であれば突撃しなくてはいけません。自分が受け身になっていては、売上は一向に上がりませんし電話でのアポ取りなどは日常茶飯事です。
どんな人種でも動じない、胆力が必要になります。
またどれだけ怒られても、全く大丈夫なタフな心臓も求められます。
顧客は優しい人ばかりではありません、中には輩のような荒々しい人たちもいます。
そういった人に対して、ガンガン訪問していける肝っ玉の座った行動力がある人が商社には欲しい人材なのです。
その③:相手の気持ちを理解する能力
商社の営業において、相手の気持ちを理解する能力ほど重要なモノは他にありません。
客先は当たり前のように理不尽なことを言ってきます。ですがその理不尽さに正論で返す事は中々難しいのです。
なぜなら、ビジネスとは顧客との信頼関係で成り立っています。
あなたが正論とはいえ、客の逆鱗に触れるようなことを言ってしまえば、取引が無くなってしまいます。
いかに客側のミスで理不尽な事があっても、まずは相手の立場を考えて、相手の思う気持ちを理解しなければなりません。
相手の気持ちさえ理解できるようになれば商売は面白いほどスムーズに動いていきます。
客からの、納期短縮要請、値引き交渉、理不尽なクレームなどをしっかりと受け止めて、かつ相手に最大限のサービスを提供できるような人間性が求められるのです。
私も、ごくたまに休日に客から電話が掛かってきて、
「明日にでもその商品が手に入らないと、工場の生産がストップして大きな損害になる」
と連絡があった時は、何が何でも翌日に商品を届けたりもしました。
そういった、顧客第一優先の精神を持っていると、客から信頼され大きなビジネスに発展していくのです。
未経験でもOKな商社の求人を探すコツ
私が転職活動でよく世話になったのが、下記の3つの転職サイトです。
・リクナビ転職
・ワークポート
・マイナビ転職
この3つさえとりあえず登録しておけば、大体の企業が見つかりますし、
転職エージェントも親身になって面談の対応をしてくれます。
転職活動は基本一人で行うものなので、誰かのアドバイスや助言があると大変助かるものです。
上記のサイトには未経験者でもOKな商社の求人が山ほどありますので、是非登録だけでもされることをお勧めします。
商社を選ぶ際の気を付けるポイント
商社を選ぶ際に気を付けるべきポイントとしては、下記の3つがあります。
ポイント①:成長出来る環境にあるか
ポイント②:拘束時間は短いか
ポイント③:社内の風通しは良いか
順番に解説していきます。
ポイント①:成長出来る環境にあるか
これはあなたが転職する際に一番重要になってくるポイントではないでしょうか?
もしこの先転職先で働き続けるとしても、また新たに将来的に転職 or 独立するとしても、自分が働く職場で自身が成長出来るかどうかというのはとても重要になってきます。
なぜなら、1年働いて自分の成長があまり感じられないのであれば、将来的に困るのは自分になってくるからです。
経験を積んでより難しい仕事がこなせるように本来はならなければなりません。
会社としても、成長出来る社員を長く置いておきたいと思うのが世の常です。
またそもそも転職先に商社を選ぶという時点で、あなたはかなりの上昇志向があります。
商社は泥臭い営業が基本で、常に頭を下げ続けなければなりません。毎日怒られるような日々ですが、それでも自身の人間力は飛躍的に上がります。
自分が頑張れば頑張った分だけ、ちゃんと成長出来る環境がこの業界にはあるのです。
大変な事の方が多いにも関わらず、それでも商社の道を選ぶというあなたの気持ちは絶対に曲げてはいけません。
ポイント②:拘束時間は短いか
これも転職活動において、とても重要なファクターだと思います。
拘束時間が短いという事は、それだけプライベートの時間も充実させることが出来ますし、また自己投資の時間も確保することができます。
自分の時間を確保できるという事は、家族に費やせる時間も増えますし、商社で働いている以上多分英語は避けては通れないでしょう(全部がそうではありませんが...)
英語学習には多くの時間を掛けなければならないでしょうし、上昇志向の高いあなたにはほかにやりたい事が山ほどあるかと思います。
なので拘束時間が短いに越したことはないのです。
ポイント③:社内の風通しは良いか
商社に限らず、どんな会社でも風通しの良さは必須条件です。
若手の意見もバンバン聞いてくれるような、理解力のある上司が職場にいないと、その会社の成長は止まってしまいます。
また若手を活躍させてくれるような会社でないと、仕事の中でいずれ窮屈に感じるようになってしまいますので、この社内の風通しの良さは本当に重要なポイントであります。