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【年収500~1000万】商社への転職に必要な準備【商社は難しいのか】

🔄2022-12-11

転職未経験だけど商社に転職したい人

「今まで一度も転職した事ないけど、商社に転職したい。でも商社に転職する為にどんな準備が必要なの? 初めての転職活動だけど絶対に失敗したくない、商社の転職を成功させる方法を教えて欲しい。」

 

灰原哀
こんな悩みについて、お答えしていくわ

 

本記事の内容

 

・商社に転職する為の、準備とは【未経験者OK】

・商社の転職は難しいのか?

・商社への転職で必要になる事前情報

・未経験でもOKな商社の求人を探すコツ

・商社を選ぶ際の気を付けるポイント

 

 

本記事の信頼性

この記事を書いている私は、過去に未経験で転職活動をし無事に商社への転職を成功させております。

現在は退職し、Webの仕事をしていますが、商社で勤務経験は7年くらいになります。

転職活動において、自分が直面した問題点や困難だった事などの実体験を交えて皆さんに有益な情報を提供出来ると考えています。

 

今回は「未経験でも商社に転職する事は可能なのか?」について書いていきたいと思います。

 

商社という業界は、ひと言で言えばとても人間力の試される業界であります。

仕入れ先や客先、社内の人間など、ありとあらゆる人たちを自分の言葉で動かさなければなりません。

 

人を動かすというのは、この世の中で最も難しいことだと思います。

なぜなら、あなたと同じ考えの人は社会に出るとほとんどいないからです。

まれに価値観が共有できる真の仲間に出会える事もあるかもしれませんが、大抵は自分の考えを理解してくれる人はいません。

 

商社の営業は、あなたの性格や意思などがとても大きく影響する仕事でもあります。

ですが圧倒的に成長出来る環境でもあるので、是非未経験の方でも諦めずにチャレンジして欲しいです。

 

では本題に入ります。

 

商社に転職する為の、準備とは【未経験者OK】

 

商社に転職する際に最も重要な要素として挙げられるのが、下記の3つになります。

 

 

その①:ずば抜けたコミュニケーション能力

その②:行動力

その③:相手の気持ちを理解する能力

 

 

では順番に説明していきたいと思います。

 

その①:ずば抜けたコミュニケーション能力

 

まずは、商社で最も必要な能力と言われるのがこの「ずば抜けたコミュニケーション能力」です。

 

これは、どういう事かといいますと

商社の営業は、仕入れ先と客先の間に入り、モノを仕入れて⇒顧客に販売するというのが主な仕事になります。

 

仕入れ先から少しでも安く商品を仕入れられるように交渉し、仕入れた商品に自分たちの取り分であるマージンを乗せ、顧客に少しでも高く販売するという流れになります。

 

もちろん仕入れ先だって自分たちも高く売りたいので、そこはいかに仕入れ担当者を言葉で説得出来るかに掛かってきます。

ポイント

言葉で説得する際に、あなたの性格や考え方も一緒に口から出てくる事になりますので、この交渉力こそが営業マンの価値を決めると言っても過言ではないでしょう。



また顧客に対しても、いかに商品を高く売るか、その商品の金額を高いと思わせないかは営業マンの技量によってきます。

 

100円のボールペンでも1000円で売ることが出来る営業マンが商社には求められる感じかな
工藤新一

 

もちろん客先に訪問して、仕事の話ばかりでは嫌われてしまいます。世間話や客の趣味の話など、ありとあらゆる話題についていける高いコミュニケーション力がなければ商売の話に結びつけることは出来ません。


コミュニケーション力が必要なのは、特に商社に限った事ではありませんが、商社では特にこのコミュニケーション力が強く求められる傾向にあるかと思います。


このスキルは一朝一夕に身に付くモノでもありませんが、とにかく日常的に他者とコミュニケーションを取る場面を増やす事が重要かなと感じます。

 

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その②:行動力

 

商社の営業は、とにかく行動力が求められます。

自分が苦手とする客先にも、ビジネスの為であれば訪問しなくてはいけません。自分が受け身になっていては、売上は一向に上がりませんし電話でのアポ取りなどは日常茶飯事です。

相手がどんな人種でも動じない、胆力が必要になります。

 

またどれだけ怒られても、全く大丈夫なタフな心臓も求められます。

顧客は優しい人ばかりではありません、中には輩のような荒々しい人たちもいます。

そういった人に対して、ガンガン訪問していける肝っ玉の座った行動力がある人が商社には欲しい人材なのです。

 

行動力の身に付け方としては、コンフォートゾーンから抜け出す事です。

自分がそのアクションを取ることに、少々抵抗を感じてしまう行動を自ら取ることが自己を成長させるのです。


普段の自分なら絶対にやらないような事を、少しずつやってみて試していき、できない事をできるようにしていく事で行動力は付いてきます。


 

その③:相手の気持ちを理解する能力

 

商社の営業において、相手の気持ちを理解する能力ほど重要なモノは他にありません。

客先は当たり前のように理不尽なことを言ってきます。ですがその理不尽さに正論で返す事は中々難しいのです。

なぜなら、ビジネスとは顧客との信頼関係で成り立っています。

 

あなたが正論とはいえ、客の逆鱗に触れるようなことを言ってしまえば、取引が無くなってしまいます。

 

いかに客側のミスで理不尽な事があっても、まずは相手の立場を考えて、相手の思う気持ちを理解しなければなりません。

 

灰原哀
相手の気持ちさえ理解できるようになれば商売は面白いほどスムーズに動いていくわ

 

客からの、「納期短縮要請、値引き交渉、理不尽なクレーム」などをしっかりと受け止めて、かつ相手に最大限のサービスを提供できるような人間性が求められるのです。

 

私も、ごくたまに休日に客から電話が掛かってきて、

「明日にでもその商品が手に入らないと、工場の生産がストップして大きな損害になる」

と連絡があった時は、何が何でも翌日に商品を届けたりもしました。

 

そういった、顧客第一優先の精神を持っていると、客から信頼され大きなビジネスに発展していくのです。

信頼関係構築能力も商社では必須のスキルでしょう、これが高ければ高いほど、より大きな金額の動くビジネスチャンスがやってくるはずです。

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商社の転職は難しいのか?


続いて、商社の就職においての難しさについても解説していきます。


大手商社の転職は超ハイレベルな戦いが繰り広げられる


まず結論を言っておきますと、大手商社に転職する場合は、かなりの狭き門であると言う事を先に自覚しておかなければなりません。


なぜなら大手商社の、中途採用枠はそもそも採用人数が少ない上に転職を応募してくる方々も、外銀、コンサル、大手メーカー、プラントのTOP営業マン、MBAホルダーや会計士といった専門職の人まで、あらゆるハイスペック人材が集まります。


こういった人たちと少ない採用枠を争うという事は並大抵の事ではありません。

 

自分がハイスペ人材にも勝てるほどの能力や経験値があるのか?
工藤新一

 

まずは一度自問自答をして、この要素があれば戦えるだろうと判断できればチャレンジしてみるのも面白いでしょう。


 

商社への転職で必要なスペック、能力


大手商社への転職で必要になってくるスペック、能力としては

参考

学歴で言うと、早慶以上、TOEIC700点以上(海外出張希望の場合は850点以上は欲しい)、高い論理的思考力、コミュニケーション力、チームを引っ張った事があるリーダー経験、何かを最後までやり遂げた成功体験や業務遂行力。


これらの能力は当たり前に兼ね備えてないと選考で突破するのは難しいでしょう。

 

商社への転職で必要になる事前情報


次に商社への転職で必要になってくる事前情報についても解説します。

 

商社別の平均年収



三菱商事

・約1,400万円

 

三井物産

・約1,200万円

 

住友商事

・約1,250万円

 

伊藤忠商事

・約1,300万円

 

丸紅

・約1,200万円


灰原哀
大手商社になると30代前半でこれらの年収に届く人もいるわ

 

商社への転職で、イスを争う事になるライバル達


大手商社では下記のライバル達が中途採用で応募してくると想定されています。


・外銀出身(ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー)

・コンサル出身者(マッキンゼー、ボストンコンサルティング)

・海外のトップビジネススクールのMBAホルダー

・公認会計士

・大手メーカーの成績TOPの営業

 

商社からの転職はどうか?


総合商社から転職する場合、外銀や戦略系コンサルのトップクラスを除いては、それ以上に良い条件を提示できる日系の会社はまず無いと言って良いでしょう。


総合商社では4年目くらいで、年収1000万円を超える事もある為、日本の会社で20代のうちにこれ以上の給与を出せる会社は不動産か保険の歩合制の営業くらいです。


商社から転職される方のパターンとしては、外銀やコンサルにランクアップの意味で行かれる超エリート組かベンチャーへ将来的な起業も視野に入れた、チャレンジ組のどちらかだと思います。

総合商社では、40代を超えてこればいずれ年収は2000万近くなり、サラリーマンとしては最高レベルの福利厚生と待遇が待っていますので、よほどの事が無い限り転職は辞めた方が良いでしょう。


 

商社でキャリアを積んでいく事においての注意点

 

何でも屋の商社は、専門スキルは身に付かない


商社志望の注意点として一つ挙げられるのが、専門性が身に付かないという事です。


基本商社で働くような人は、定年まで働き続ける人が大半である為あまり気にしない方が多いかもしれませんが、商社は総合/専門に関わらずジェネラリストを作り上げる事を目指して日々の業務をこなします。

ジェネラリストとは、会社の中で営業をやったり、商品を仕入れたり、多くの事務処理をやったりとあらゆる業務をこなせる人の事を言うんだ。
工藤新一


会社としては、一人の人件費であらゆる仕事を回して貰えるためこれほど助かる事はありません。

 

しかしもしあなたが転職などを考えた場合に、転職市場においてのあなたの市場価値は驚くほど低いという事実を受け止める必要があります。

ジェネラリストである何でも屋はあらゆる業務を広く浅くこなせるが故に、何か一つの専門性に特化したスペシャリストにはなる事ができません。


ポイント

転職市場で評価される人材というのは、例えば、プログラミングをマスターしていてアプリ開発ができる、企業のITインフラを管理できる、財務知識が豊富にあり会社のキャッシュフローが任せられる、会計士の資格を持っていてファイナンス関係は完璧に理解しているといったある分野に精通したプロが評価されるのです。


従って、商社に入ってキャリアを積んでも会社の中では活躍できる人材になる事ができますが、それらの経験は外の世界では全く使い物にならないという事が言えるのです。

 

商社で積んだ経験の先に見えるものとは?

 

それでは商社のキャリアを歩んだ場合に、その先に見えてくる世界についても解説します。


もしあなたが、この先商社で5年、10年とキャリアを積んでいけば、人間としての成長は圧倒的に見込める事を信じて大丈夫です。


商社である程度経験を積んでいくと、海外で新たな事業を立ち上げたり、現地の会社の社長の右腕としてスタートアップに近い仕事を任せて貰えたりするので圧倒的に成長できる環境があります。


事業立ち上げとまではいかなくても、全く新しい商品の開発に携わり、仕入れ先と交渉したり商品の改良を重ねたり、マーケット調査をしたりとビジネスで必須となる企画力みたいなモノも磨くことができます。

こういった事が、できるのは商社の魅力でもあり、特に将来自分で起業してみたいと考えるような志の高い人であれば商社は特にお勧めの業界でもあり、定年まで勤め上げるにしても高い年収が約束されています。



キャリアチェンジは早ければ早い方が良い


もし商社勤務の方であれば、キャリアチェンジは20代の若い内で早ければ早いほど良いです。


ポイント

27歳までくらいであれば、特に専門スキルや業務経験などをそこまで重視されず、基本的な「コミュニケーション力、論理的思考力、精神的なタフネスさ」などがあれば大体の企業で採用して貰えるからです。


もし少しでも現在の仕事に違和感を感じたり、明確に自分がやりたい事があるのであれば、すぐにでも行動に移した方が良いでしょう。

なぜなら、キャリアというものは若ければ若いほどに、可能性が広がっていくものだからです。


若いうちにある程度の実績を作り上げると、周りがそれを聞きつけてあなたが若いというだけで、あなたに会ってくれる人が必ず現れます。


灰原哀
人生では出会える人物のレベルが高ければ、高いほどに、あなたの積めるキャリアの質も比例して高くなるわ。


将来何を目指すかにもよるかとは思いますが、より上のレイヤーで活躍できれば、人生もより深みのある面白いものへ変わっていきますよ。

 

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未経験でもOKな商社の求人を探すコツ

 

私が転職活動でよく世話になったのが、下記の3つの転職サイトです。

 

・リクナビ転職

・ワークポート

・マイナビ転職

 

この3つさえとりあえず登録しておけば、大体の企業が見つかりますし、

転職エージェントも親身になって面談の対応をしてくれます。

 

転職活動は基本一人で行うものなので、誰かのアドバイスや助言があると大変助かるものです。

 

上記のサイトには未経験者でもOKな商社の求人が山ほどありますので、是非登録だけでもされることをお勧めします。

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商社を選ぶ際の気を付けるポイント

 

商社を選ぶ際に気を付けるべきポイントとしては、下記の3つがあります。

 

 

ポイント①:成長出来る環境にあるか

ポイント②:拘束時間は短いか

ポイント③:社内の風通しは良いか

 

 

順番に解説していきます。

 

ポイント①:成長出来る環境にあるか

 

これはあなたが転職する際に一番重要になってくるポイントではないでしょうか?

もしこの先転職先で働き続けるとしても、また新たに将来的に転職 or 独立するとしても、自分が働く職場で自身が成長出来るかどうかというのはとても重要になってきます。

 

なぜなら、1年働いて自分の成長があまり感じられないのであれば、将来的に困るのは自分になってくるからです。

経験を積んでより難しい仕事がこなせるように本来はならなければなりません。

会社としても、成長出来る社員を長く置いておきたいと思うのが世の常なんだ。
工藤新一

 

またそもそも転職先に商社を選ぶという時点で、あなたはすでにかなりの上昇志向があります。

商社は泥臭い営業が基本で、常に頭を下げ続けなければなりません。毎日怒られるような日々ですが、それでも自身の人間力は飛躍的に上がります。

 

自分が頑張れば頑張った分だけ、ちゃんと成長出来る環境がこの業界にはあるのです。

 

大変な事の方が多いにも関わらず、それでも商社の道を選ぶというあなたの気持ちは絶対に曲げてはいけません。

外資系金融、コンサル、金融業界に比べれば、商社の営業は優しい部類に入るかと思いますが、それでも上を目指すとなればそれなりに試練が待ち受けているのでまったりな環境は無いと思った方が良いです。


 

 

ポイント②:拘束時間は短いか

 

これも転職活動において、とても重要なファクターだと思います。

拘束時間が短いという事は、それだけプライベートの時間も充実させることが出来ますし、また自己投資の時間も確保することができます。

ポイント

自分の時間を確保できるという事は、家族に費やせる時間も増えますし、商社で働いている以上多分英語は避けては通れないでしょう(全部がそうではありませんが...)

 

英語学習には多くの時間を掛けなければならないでしょうし、上昇志向の高いあなたにはほかにやりたい事が山ほどあるかと思います。

なので拘束時間が短いに越したことはないのです。


 

ポイント③:社内の風通しは良いか

 

ポイント

商社に限らず、どんな会社でも風通しの良さは必須条件です。

若手の意見もバンバン聞いてくれるような、理解力のある上司が職場にいないと、その会社の成長は止まってしまいます。

また若手を活躍させてくれるような会社でないと、仕事の中でいずれ窮屈に感じるようになってしまいますので、この社内の風通しの良さは本当に重要なポイントであります。



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